SSブログ

足音 [詩]

とんとんとん。

小さな足を踏み鳴らす

僕はここだよ
ここで生きてる
僕はここだよ
ここで笑っている

とんとんとん。

君のこんな近くで
僕は叫ぶんだ
君の心の上で
僕は歌うんだ

ほら
これは君の心臓と同じ音
ほら
これは君の呼吸とおなじ速度

とんとんとん。

僕と君

終焉と永遠



とんとんとん。

とんとんとん。











ことことと僕の中でずっと音が聞こえています。
気が付くとそれは彼の足音になっていました。
きっとこの音は僕の心臓と連動してしまったに違いない。

僕と共に生き続けてほしい。
たとえどんな嵐が吹いて、君の姿が見えなくなってしまっても。




リヴリーアイランドが続く事を渇望して。

nice!(9)  コメント(2) 
共通テーマ:LivlyIsland

君の生まれた日に [詩]

灼熱の太陽に鍛えられ
山が生まれ水が集まった
繰り返し繰り返し 山が動き大陸が動き水が動き
いつからかちいさな生命の灯火が灯される

生き残るために他の命を喰らい
生き残るために己と同じものを生み出し
死してなお、命をつないでゆく

様々な形の種が育まれ、分裂し
よりふさわしいものが増えてゆく

死せるものはまた大地に還り
次の命の滋養となってゆく

何億年の生命が駆け抜けて、その最後の今

僕がここにいる。
君がここにいる。

生きて行くことは 時に残酷で時に過酷だ
それでも強くあれと望みながら
優しくあれと願いながら
躓き、立ち止まりながらも
前に進もうと歩を踏み出す

キツイ日も悲しい日も
分かち合うことが出来れば、きっとまた笑顔になれる

そんな君と同じ時を刻める幸運を
僕はどれほど感謝しても足りない

長い時の先に
君がこの世に生まれてきたことを僕は心から歓ぼう

君の歩む先が光に満ちたものであるように。
穏やかで心楽しいものであるように。
僕はいつも願っている





nice!(2)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:LivlyIsland

ちいさき友に [詩]

君もまた出会ったひとつの命

なんて暖かく愛おしい命

無垢な信頼に見上げる瞳に
やわらかく押しつけられたその小さな頭に
どれだけの安らぎを与えられただろう

君もまた逝くのか
その焼きつけられた記憶の残像を残して
君もまた夢となるのか

せめて幾多の感謝をこめて
君の名を呼ぼう
出会う事の出来た命を歓ぼう

いつかまた神の庭で廻りあえる日を待ち望む


nice!(9)  コメント(3)  トラックバック(0) 
共通テーマ:LivlyIsland

あなたに [詩]

あなたに


続きを読む


nice!(4)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:LivlyIsland

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。